コラム

確定申告の意味と具体的な流れ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
確定申告の意味と具体的な流れ 確定申告とは? 一定の収入がある人は、1年間の収入から費用を差し引いて残った儲け=所得に応じた税金を払わなくてはいけません。この税金が所得税と考えるとわかりやすいでしょう。 会社勤めなどで、給料をもらっている人(給与所得者)は、会社があらかじめ給料に応じた所得税を計算して天引きしている(源泉徴収)ので、改めて自分で計算して納める必要はありません。 しかし、会社勤めでも副業をしている人や、自営業の人は、自分で納めるべき税金を計算し、期限通りに書類を提出して、実際に税金を納める必要があります。この一連の流れが確定申告と呼ばれていると考えるとわかりやすいでしょう。 確定申告の注意点 まず、どんな人が確定申告をしなければいけないのでしょうか? 代表的な例としては、 給与収入が2,000万円を超える人 複数の会社から給料をもらっている人 会社勤めをしていて給料をもらっている(給与所得者である)ものの、他の所得の合計が20万円を超える人 個人事業主 が挙げられます。 また、給与所得者であっても、医療費控除・雑損控除・寄附金控除などを受けたい場合は、確定申告を行うことで、還付が初めて受けられる仕組みです。 特に、最近は副業を解禁する会社も増えてきました。そのような会社に在籍していて、実際に副業をしている場合は、年間の儲け=所得が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。 株やFX(外国為替証拠金取引など)の投資を行っている場合でも、それなりの利益が出た場合は確定申告をするつもりで動きましょう。実際に、投資で得た利益を申告しなかったという理由で、トラブルになるケースも多発しています。 確定申告の具体的な流れ 確定申告を行う場合、申告書を作成し、期限内に提出し、実際に税金を納めるのが必要になります。 まず、申告書の作成方法ですが、国税庁の公式ホームページの「確定申告書作成コーナー」を使うのが便利です。画面のガイダンスに従い、必要事項を入力していけば終わります。 出来上がったら印刷し、管轄の税務署に提出するだけなので、非常に簡単です。 また、所得税の確定申告は、毎年2月16日から3月15日までと期限が決まっています。 還付を受ける場合なら遅れてもさほど問題はありませんが、税金を納めなければいけない場合は、期限に遅れると延滞税などのペナルティが課されるので注意してください。 期限前は税務署や特設会場も非常に混みあいますので、早めに手続きを済ませることをおすすめいたします。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*