コラム

e-Taxってなに?使いこなすために知っておきたいメリット・デメリット

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e-Taxとは?

  e-Taxとは、国税電子申告・納税システムの愛称で、インターネットを経由して申告から納税までを済ませられるシステムのことを言います。平成15年度から開始され、徐々に一般的になってきています。財務省の統計によると、所得税の申告の場合、平成28年度は約990万件がe-Taxを通じて行われていました。   参照 http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_kensu.htm   しかし、「e-Tax」という単語自体は知っていても、一体どんなメリット・デメリットがあるのか知らない方も多いかもしれません。そこで今回は、メリットとデメリットについて、しっかり解説しましょう。    

e-Taxのメリット

e-Taxのメリットは、次の3つです。

1.自宅から24時間確定申告ができる

インターネットにつながっているパソコンさえあれば、確定申告期間中は24時間手続きが行えます。ただし、毎種月曜日の午前0時から午前8時半まではメンテナンスのため、利用できません。税務署に行く時間を省けるので、忙しい方にとっては重宝するシステムでしょう。

2.書類を提出する必要がない

税務署の窓口や郵送で確定申告を行う場合、添付書類を提出する必要がありますが、e-Taxではその必要はありません。ただし、後から入力内容の確認のために、必要に応じて税務署に提出・提示する可能性もあるので、手元に用意しておきましょう。ちなみに、国税庁のホームページに、提出を省略できる書類の例が記載されているので、参考になさってください。 参照 http://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/kakutei/tempu01.htm

3.還付までのスピードが速い

一般的に、還付を受ける際に、e-Taxを使って電子申告した場合の方が、通常の書面提出による申告の場合より、処理までのスピードが速いといわれています。書面の場合が1か月程度であるのに対し、電子申告の場合は3週間程度で済むようです。ただし、実際にどれだけかかるかは、個々のケースによって異なる場合もあるので、ご注意ください。  

e-Taxのデメリット

一方、次のようなデメリットもあります。

1.準備に時間とお金がかかる

e-Taxはやろうと思ってすぐにできるわけではありません。 公式ホームページによると、次の5つのステップを踏む必要があります。
  1. 利用環境の確認
  2. 電子証明書の取得
  3. 開始届出書の提出
  4. 利用者識別番号の取得
  5. 各種ソフト等のインストールおよび設定、申告書・申請書の作成・送信
また、電子証明書の取得の際には、ICカードリーダライタが必要になります。(家電量販店などで3,000円程度で購入できます。)初めて取り組む場合は、システムを理解した上で設定を行う必要があるので、「思い立ったらすぐに始められる」ものではないことも理解しておきましょう。
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